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ホーム > 読みモノ > めざせ!ロッキンオン 32. 80年代一発屋ベストテン 洋楽編 |
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思えば、近所の貸しレコード屋が変わってレンタルCD屋になったり、
CDウォークマンができたり、渋谷のCSVがなくなってタワーレコードが大きくなったり、
プロモーションビデオに夢中になって電リクかけまくったり、バンドブームにのってドラムたたき出したり、
インディーズに詳しくなったり、日曜には原宿に行って踊りを見たり、
コムサやY'sの黒いパンツに白いYシャツを着ていたりしていたのが僕の80年代の想い出です。
80年代はMTV世代と呼ばれていました。
音楽的なジャンルはいくつも誕生しましたが、はじけるポップミュージックの勢いは、
異種配合を猛スピードで繰り返しながら、ボーダーレスに僕らの周りを駆け巡ったのでした。
それではめざせロッキンオン初の投票企画、80年代一発屋ベストテンスタートです。
投票企画の定めともいうべき現象がのっけから起こっております。
7位は得票数7で4アーティストが並びました。
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ABC順にいきます。
まずはラリーブラックモンのギョロ目とヒゲがかっこいいCAMEOです。
80年代のブラックミュージックは今に比べてものすごく奥行きがあって、みんな真剣でしたよね。
他のヒップホップアーティストとは一線を画すそのスタイルは、
ブラックロックンロールなんて呼ばれてもいました。
もちろんファッションもズバ抜けてかっこよかった。
なんてったってJ・Pゴルチエですもの。
つづいては、オーバーオールを着たホームレス風の団体が放った名曲「カモンアイリーン」。
この曲はその後数々のアーティストによってカバーされています。
有名どころで言えば、僕の好きなグウェンステファニーも歌ってました。
80年代はこういった今でいう「お前はストーカーか!」的な曲が多かったですね。
ホール&オーツの「Private eyes」なんかもそうでした。
オーストリアが生んだ世界一の音楽家といえば、そうモーツァルトです。
そしてその同郷の後輩音楽家がFALCOなのです。
白人初のラップアーティストだった彼はその後、編曲家としてもその才能を発揮しますが、
10年ほど前に40代半ばで交通事故によってこの世を去ってしまいました。
今回エントリーされた中で最もヒットした曲でしたので、僕としては一位を期待したんですが残念です。
そして今回、イラストでピックアップしたのはパクリパロディーの第一人者
”ワイアードアル”ヤンコヴィックです。
マイケルのビートイットのパロディーのこの曲は、MTV人気も相まって大ヒット。
エンディングではスリラーもパクるという芸細な面も見せてくれます。
他にもマドンナの「Like a virgin」を、外科医ベースでパロッた「Like a surgen」や
マイケル再びで「Bad」を「Fat」なんてのもありました。
ただ、今回わかったのは、この票を入れた方が、
ジョジョの第三部を相当読み込んでいるに違いない、ということでした。
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得票数8で単独の6位はオールディーズ感漂うガールポップで、
カラフルにキッチュに突き抜けるトレーシー姐さんです。
この方は有名なコメディアンというか女優さんでして、PVを見たことのある人なら、
その表情の豊かさには感心したんじゃないでしょうか。
派手なメイクが有名ですが、すっぴんはとてもきれいなんですよね。
84年の当時、今はない新宿の某ツバキでは、この曲がかかると、2丁目から大挙してきたのか!と
思うほどのおねえさんたちが、ホールで腰をヒワイに動かしながら踊っていたそうです。
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今回の投票ページで描いた画は、この曲のシングルレコードのジャケットです。
僕が中学2年の時に買ったレコードで、特別付録として特大(A2)のポスターがついてます。
PV成長期の80年代を象徴するバンドのひとつですが、
当時かなりの鳴り物入りデビューで、レコードには「第二のビートルズ誕生」とうたっています。
ヴォーカルのリマールがソロで「ネバーエンディングストーリー」でヒットを飛ばしてバンドを脱退したことで、
一発屋で終焉を迎えてしまったわけですが、個々のメンバーの演奏技術は高く、
イントロのチョッパーベースを聴いてみてもその良さがわかると思います。
この他にもライバルバンドとして、G.I.ORANGEやニックカーショウ、エコー&バニーメン、
ビッグカントリー、デュランデュランなどがいましたが、もっとも火花を散らしていたのはG.I.ORANGEでした。
投票コメントでもありましたが、90年代でいうブラーVSオアシスのような関係だったのは確かです。
ブラーやオアシスと違って残念なのは、後が続かなかったことでした。
しかし、彼らの髪型だけは今でも、天山とかのプロレスラーたちや、
元ヤンキーのこどもたちに受け継がれているのです。
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投票も終盤にさしかかった12月8日を過ぎたあたりから一気に4位まで上り詰めましたが、
僕としてはジュリアンは一発屋ではないと思います。
なぜなら僕が80年代の中でも好きなバラードのひとつ「Because」があるからです。
それにビートルズのカバーなども出していたり、
プログレ路線に挑戦したりと、ヒット曲が出てないだけだと思うからなのです。
ジュリアンは声も顔もジョンの面影を存分に感じられるんですが、
歌い方や仕草はポールに似ていると思ってます。
ジョンがヨーコと出会うまでは、バンド自体仲良くて、ジュリアンは特にポールにかわいがられていたようです。
ビートルズの名曲「Hey jude」はジュリアンが病気の時に書かれた曲で、ポールの作品でした。
ジョンの死後4年経っていた当時、このアルバムはあまり売れませんでした。
シングルでも9位までだったと思います。
ビートルズ、ジョンレノンが、世間から忘れ去られるんじゃないかと思えるような時代でした。
怒らないで下さいね、僕はビートルズファンの中で、ジュリアンを聴いて感動しなかった人は、
ビートルズファンとは認めたくありません。
間違いなくこの曲には、ジョンとポールの感性が受け継がれていたんですから。
アーティスト、タレントなど2世はたくさん出てきていますが、
本当に本人の実力だけで活躍している人はほとんどいません。
でもジュリアンは、本当に本人の実力がありながら、あまりにも父親が特別だったために、
世間から遠ざけられてしまったのでした。
心ないファンは誰もがこう望んだのです。
「ジョンはジョンのままこれからもジョンレノンであり続けてほしい。
ジョンでないジョンの幻影を感じるような存在はあってはならない」と。
90年代以降にビートルズ、ジョンレノンが好きになった方はぜひ聴いてみて下さい。
世界でただひとりだけ、ビートルズの意志を継ぐことを許されながらも、
その宿命といまもなお向き合おうと歌い続ける、ジュリアンレノンという孤高の天才アーティストを。
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さてベストスリーに入る前に11位以下を見てみましょう。
まあ特別この得票数では、コメントもしようがないですね。
しいてあげれば、シャーリーンが最後にさされてトップ10外になってしまったことと、
どうやらバラードは名曲でも上位には入れなかったということでしょうか。
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80年代の話題の中心は、マッチとネーナ。
そのこころは、どちらもわき毛がチャームポイント。
というわけで、先月もちょこっと書いたんですが、
すみませんがネーナに関しては、どうしてもそれしか出てきません。
ドイツアーティストといえばチュンバワンバかネーナでしょうか。
クラフトワークなんかもドイツですが、ヒットするのはこういった良質でシンプルなポップソングだけです。
ネーナは女の子なのにボーボー。マッチは男の子なのにツルッツル。
そんなことにいちいち不思議がって話してた頃が懐かしいですね。
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「ラジオスターの悲劇」のBUGGLESのトレバーホーンのプロデュースによってデビューした、
メンバー全員ゲイのユニット。
当時は、ヤバすぎるPVや歌詞などで本国イギリスのみならず、
アメリカや日本でも「今これ聴いたことないなんてダサい」的な世間体が支配していました。
僕もその一人で、このフランキーに革新的な何かを求めてました。
大ヒットしたこのアルバムの中には他にも、「Two tribes」「The power of love」といった
ヒットナンバーもあって、アルバム的にはたしかに一発なんだけれど、
シングル的には一発屋かな〜とは思うんですが、
今聴いてもかっこいい楽曲の良さもあって、第二位となりました。
たしかこのバンド名って、フランクシナトラのこと言ってるんでしたっけ?
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さて、栄えある第一位に選ばれたのは、
投票最終日にフランキーをわずか1票差で逆転した、ストロベリースイッチブレイドでした。
さすがに2007年はAKIBA系アーティストがブレイクしたこともあって、
80年代萌え系アーティストが堂々の一位獲得です。
スコットランドからデビューしたこのジルとローズの美少女デュオですが、
このふたりが僕にとっての洋楽では初めての女性デュオだったと思います。
日本ではWINKがコスチュームをパクってましたが、
アンルイスの方がセンス良く取り入れていたと記憶してます。
イチゴと飛び出しナイフという名前のように、相反する二つの意味を持つ言葉を取り入れるアーティストは、
近い年代ではDEAD OR ALIVEなんかでしょうか。
僕に近しいところではCANDY STRIPPERですが、世代的にストロベリーは多分知らないんだと思います。
切ないメロディーにエレクトロポップのサウンドコラージュで
この曲「ふたりのイエスタデイ」は日本でも大ヒット。
たしか、プロモーションで来日してますよね?
しかしその後どっちかが結婚して解散。
甘酸っぱいまま、この曲は思春期のアンセムとして僕らR35世代の記憶に残っているのです。
そんなこんなでコメントにあったリクエストに応えようと、
「萌え〜」なイラストにチャレンジしてみましたが、これがなかなか難しくて萌えませんでしたね。
がっかりさせてたらすみませんでした。
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第二弾のベストテン企画はどうでしたか?
皆さんとともに作り上げる投票企画は、すわ企画倒れか?くらいに投票総数はわずかでした。
が、それなりに納得できる結果だったんじゃないでしょうか。
このめざせロッキンオンの読者が、実際のところ
30人くらいだったことがわかっただけでも良かったと思いましょう。
それでは第三弾があるかどうか怪しくなったどころか、
現代手工業での連載が打ち切りになる可能性が出てきたところで、
ばいなら。
|
(文&イラスト: special source モリソン小林)
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