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ホーム > 読みモノ > めざせ!ロッキンオン 15. THE STONE ROSES |
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90年代前半。
世代間で見解の相違があるでしょうが、
僕は60年代後半の「ロックルネッサンス」のリバイバルだったと思う。
いくつもの優れたバンドが誕生していくつものジャンルが生まれて確立された。
その中でも最も重要なバンドを3つあげるとすると、
ロック好きならおそらく8割方この3バンドを選ぶのではないでしょうか。
ストーンローゼス、ニルヴァーナ、レディオヘッド。
異論、ないですよね。
様式的にみて90年代とは、アシッドハウス、オルタナティヴ、トリップホップ、ドラムンベースにブリットポップ。
ローゼスはアシッド、ニルヴァーナはオルタナ、そしてレディオヘッドはアシッド以外のすべてを象徴しています。
今回は90年代3部作としてまず、ロックをオーディエンスのものに取り戻した偉大なバンド。
ストーンローゼスについてを少し。
マンチェスター出身。
マッドチャスターアシッドムーブメントのど真ん中にいたローゼスは、
わずか2枚のアルバムと数えきれない程の伝説を残して解散してしまった。
ローゼスは音楽的にはアシッドハウスの影響下にはなく、
オーソドックスなヴォーカル、ギター、ベース、ドラムというフォーマットによるロックによって、
オーディエンスと繋がることができた。
彼らはスタイルやムードでアシッドハウスムーブメントと一緒に語られたわけではなく、
もともとバンドが備えていた魅力にある。
オーディエンスにまで連帯感を及ぼす程のバンド内の強い結束とイアンが醸し出すアンチカリスマ性。
全能感に溢れたメロディと歌詞、そして天性のリズム感覚によって「繋がった」。
僕がローゼスと繋がったのは89年の川崎だった。そう日本のマンチェスター、川崎。
真っ暗なステージから白いライトが眩しく僕らの足元を照らし始め、ベースラインが響き出すと、
背筋がゾクゾクして興奮を抑えきれなくなって、みんな声をあげて叫びだした。
やがて逆光に浮かびあがる4人。
キラキラして、心地良くて、まるで雲の上のダンスホールにいるみたいだった。
それから17年。僕はローゼスを週に一回は必ず聴いている。
ローゼスはあの時のままで、いつまでもキラキラして心地良い。
そしていつまでもあの時のまま、色褪せてくれない。
多分このまま、いつまでも。
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| THE STONE ROSES |
1989年。今もなおロック史に燦然と輝く1st「the stone roses」でメジャーデビュー。
94年「second coming」発表後、ドラムのレニが脱退。
これを機にギターのジョンスクワイアも脱退。
残ったイアンとマニが新メンバーを加えて再出発を計るがすぐに解散。
90年代のロックルネッサンスの鐘を鳴らしたのは間違いなく彼らだった。
プライマルスクリームにいるマニは今でもこう語っている、
「いつか夏にでも集まって終わらせなくちゃあならない。
俺にとってローゼスはまだ終わっちゃいないんだ。だから必ずケリをつけなくちゃな。
俺はあいつらのことを憎いと思ったことなんて一度だってないぜ。
だって友だちより大切な音楽なんてこの世にはないんだからな」
ローゼスが終わっていたとしても、
これからいつか終わらせるために復活しても、
あの時川崎にいたみんなの心の中では、ローゼスはいつまでも輝き続ける。
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(文&イラスト: special source モリソン小林)
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