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ホーム > 読みモノ > めざせ!ロッキンオン 11. the blankey jet city |
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不良とヤンキーの違いってわかりますか?
不良というと少し憂いがあって、みんなと溶け込まない一匹狼的な存在。
たたずまいはなんかいつもおしゃれにきまっていた。
例えるならジェームス・ディーンでしょうか。
ヤンキーはというと、いつもなんか集まっていて、威圧して歩いている人たち。
そのかっこうはなんかこう、ジャージなかんじ。例えるのはちょっと恐いです。
共通しているところは、大人になってからとても礼儀正しいというのと、涙もろいこと。
そんなことを考えていると、今流行りの「ちょいワルオヤジ」ってなんだかなあ。
多分ちっとも若い頃傷付いたり、何かを守ったりしてなくて、
善と悪とが日替わり定食みたいな味だったんだろうなあ。
ノリがクールビズと変わらないもん。
1985年12月31日湘南七里ガ浜。
バスケット部の男子と女子とで、初日の出を見に江の電を降りると、
そこはまさに駅の地面を見ただけでわかる、無数のヤンキーが近辺にいることを告げる「たんつば」だらけ。
一瞬たじろぐみんな。
そうは言っても女子の手前、引けた姿は見せられぬと海へと向かうと、
国道から聞こえて来るゴッドファーザーだか何たらかのテーマに、耳をつんざく直管バイクの爆音。
蛇行する三段シートのタンデムに座るお姉さんの持つバットから激しく飛び散る火花。
小田急線の急行が止まる少し都会な僕らの目には、あまりにも異質な光景が展開されていた。
そこはもうすでに袋小路で、後方からは歩きのヤンキー、前方は改造車両と箱乗りのオンパレード。
サイドにあるマクドナルドは煙で満杯。
やっとの思いで海岸に出ると爆竹の雨あられ。
いつのまにかぼくらはすっかり囲まれてしまっていた。
手を取り合って必死に耐えるぼくらをやわらかく広がる明るさが包んだ。
この数時間がうそのように静まり返るヤンキー。歓声をあげて騒ぐ大人。
瞬く間に初日の出が顔を出すと、みんな安心感か達成感から目を閉じてお祈りをした。
目を開けるとヤンキーはみんな静かに撤収しはじめていた。
マスク越しに見える彼らの瞳は、限りなく澄んでいた。
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| the blankey jet city |
1990年イカすバンド天国でチャンピオンを獲得。
91年「Red guiter and the truth」でメジャーデビュー。
「赤いタンバリン」「綺麗な首飾り」「不良の森」等多数の名曲を残すも2000年4月横浜のラストダンスで解散。
純粋な美しさを求め続けたブランキー。
その卓越した技術と比類なき感性は多くの不良とヤンキーたちを今も癒し続ける。
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(文&イラスト: special source モリソン小林)
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