ホーム > 読みモノ > めざせ!ロッキンオン シーズン2 01. THE BLUE HEARTS




みなさんお久しぶりです。
第3回目の投票企画「80年代アイドルベストテン」ですが、なが〜く引っぱっちゃったんじゃないの、
なんて思ってた人がたくさんいるみたいなんですが、どうもすみませんでした。
たくさん投票してくれてありがとうございました。
17日の土曜日19時からやりますよ! 楽しみにしてて下さいね。
僕の年齢的にこの80年代企画が多くなってしまっているようで、今回で打ち止めにしたほうが良さそうですね。

さて、今回の「80年代アイドルベストテン」では、
邦楽の一つのムーブメントを振り返るっていうコンセプトがあったんですが、
やっぱり「アイドル」ですから、ロッキンオン的な、時代に影響を与えたアーティストといったような、
音楽シーンにおいて意味のある要素自体が、個々を見ていくとやや薄い顔ぶれになってしまうんですが、
全体を一つとして捉えると、すごくおもしろいなぁって思いました。

「アイドル歌謡ポップス」が、80年代の日本の音楽シーンを席巻したのは周知の事実ですが、
では、もう一つ忘れてはならないムーブメントがありました。
「80年代アイドルベストテンNIGHT」を目前に控えますが、
めざせロッキンオン的には、そのもう一つのムーブメントを再考してみることにしましょう。

70年代後半に、ロンドン、ニューヨークで同時に巻き起こった「パンクニューウェーブ」ですが、
日本では、六本木にあったS-KENスタジオを拠点とした、リザード、フリクション、ミラーズなんかの
東京ロッカーズや大阪の町田町蔵のINUなんかが、このムーブメントのはしりでしたよね。
その後RCサクセションが、派手なメイクにツンツンのパンクヘアで、シーンにカムバックしてきて、
初期の彼らを知らない僕と同じ世代の支持を熱狂的に集めていったんです。
80年代前半のロックシーンは、パンクニューウェーブっていう、
サブカルチャーでアングラなシーンを中心に多様化しながら、
メジャーとインディーの2極分化が、えらい勢いで進んでいきました。
85年に「宝島」がスタートしたレーベルで、有頂天、ラフィンノーズとともに
インディーズ御三家と言われたウィラードが、インディーズで2万枚売ったっていう話を聞いて、
驚いたもんです。(今ではモンパチがミリオンセラー)

80年代中期に入ると、ロックはカジュアル化が進んで、ビジネスとしても成立していきます。
チェッカーズやCCB、安全地帯なんかは、今思うと存在意味が大きいかったことがわかりますね。
それと同時に、日本においてのロックが、大衆のものになっていった時期でもあるんです。
次世代に大きな影響を与えた、レベッカやBOφWYのブレイクも、この頃でした。
80年代前半には、インディーに固執していたラフィンノーズなんかが、
こぞってメジャーデビューし始めたこの頃から、「バンドブーム」という言葉が使われはじめました。
そして86年、そのバンドブームを大きなムーブメントとして爆発させて、
次の時代の到来を告げるバンドが現れます。
そう、ブルーハーツです。

パンクを通った世代ならではのスピード感を持ったシンプルな8ビートに、等身大の言葉。
甲本さんって、歌うまいですよね。バッタもんのフォロワーがうじゃうじゃ出て来ましたけど、
あの声って、誰かって、すぐにわかりますもんね。
マーシーのしゃがれダミ声もいいですよね。
歌は甲本さんに比べれば、なんですけど、「チェインギャング」なんかやばいですよ、震えますよ。
この二人を足すと、清志郎さんに限りなく近くなるっていうのは本当ですね。

作家の吉本ばななさんがこんなことを寄稿していました。
「ブルーハーツは全員、丸ごとの自分をきちんと大事にしている。
これは大変贅沢で、かなり素晴しいことに違いない」


THE BLUE HEARTS
1987年インディーズで「人にやさしく」をリリース。
同年5月「リンダリンダ」でメジャーデビュー。
その後「キスしてほしい」「TRAIN-TRAIN」「青空」「終わらない歌をうたおう」など
同じように聴こえても、全部泣ける名曲を送った。
1995年7月のラストアルバム「PAN」発表後に解散。
その後THE HIGH-LOWSを経て、クロマニョンズとして今もなお走り続けている。
「リンダリンダ」をはじめて聴いたときの衝撃は今も忘れられません。

ドブネズミみたいに誰よりもやさしい、ドブネズミみたいに何よりもあたたかく。

(文&イラスト: special source モリソン小林)

「めざせロッキンオンNIGHT-2」開催!
来る10月17日の土曜日、中野にあるalternative cafeさんにて、19時より開催します。
「80年代アイドルベストテン」の発表は、21時頃を予定しています。
その前後で、今回のTHE BLUE HEARTSをはじめとする80年代の日本のロックを中心に、
選曲しますので、みなさんどうぞお楽しみに!
また、現代手工業乃党の同士でもあり、12年前に六本木YELLOWにて一緒に月イチでDJをしていた
ノッチョさんによるニューウェーブ、ハウスのDJもあります!

開催概要: alternative cafe 中野区新井1-3-3
19:00〜24:00
ENTRY TICKET ¥500+1 DRINK



2009.06.15 号外 『めざせ!ロッキンオンNIGHT』開催!!
2009.02.01 37 MANIC STREET PREACHERS
めざせ!ロッキンオン アンコール
2008.06.01 最終回 36 ロックヴォーカリストベストテン
2008.04.15 35 BOB DYLAN
2008.03.15 34 VANESSA PARADIS
2008.02.15 33 忌野清志郎
2008.01.15 32 80年代一発屋ベストテン 洋楽編
2007.12.15 31 WHAM!
2007.11.15 30 矢追純一
2007.10.15 29 LOU REED
2007.09.15 28 T-REX
2007.08.15 27 <拡大号>遥かなる古代からの魂(マブヤ)
2007.07.15 26 JONI MITCHELL
2007.05.15 25 hide
2007.04.15 24 小泉今日子
2007.03.15 23 RED HOT CHILI PEPPERS
2007.02.15 22 JAMES BROWN
2007.01.15 21 ロックギタリストベストテン
2006.12.15 別冊 現代手工業乃党メンバーが選ぶ「この一枚」
2006.11.15 20 荒木飛呂彦
2006.10.15 19 BEGIN
2006.09.15 18 Robert Johnson
2006.08.15 17 Radiohead
2006.07.15 16 NIRVANA
2006.06.15 15 THE STONE ROSES
2006.05.15 14 michael jackson
2006.04.15 13 prince
2006.03.01 12 madonna
2006.02.01 11 the blankey jet city
2006.01.01 10 勝新太郎
2005.12.01 09 RAGE AGAINST THE MACHINE
2005.11.01 08 U2
2005.10.01 07 DAVID BOWIE
2005.09.01 06 PRIMAL SCREAM
2005.08.01 05 椎名林檎
2005.07.01 04 BEASTIE BOYS
2005.06.01 03 OASIS
2005.05.01 02 QUEEN
2005.04.01 01 DOORS
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