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parretのデザイン案
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まず最初に、「parret」の皆さんです。
手前の左から、山田菜穂子さん(タマビグラフィック専攻4年生)、
宮本麗奈さん(ムサビ金工専攻4年生)、
奥の左から、市村剛大君(ムサビ木工専攻3年生)、
阿部大輔君(木工専攻4年生)です。
「parret」というグループ名は、
「人工的な色をつけずに自然の色を大切にして組み合わせ、
4人、4色が集まってなにか新しいものを生み出したい」
という願いのもとにつけられたそうです。
金属、木、またそれらを統括するグラフィック、
手でつくることと、絵、デザインでつくること、
それぞれの能力を集めて、新しい色が生まれようとしています。
学校で学んでいることを生かし、想いを温めて、
いずれ世にでて行く彼らの武器を今育てているところ、
といった印象を受けました。
そんな彼らの将来的な夢は、「お店をつくること」
そしてそんな彼らは今現在学生として、個々の人間です。
課題で学んだことを教えてもらいました。
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市村剛大君の収納家具です。
市村君は東京造形大学にてインダストリアルデザインを専攻し、
3年次で武蔵野美術大学の工芸工業デザイン科の木工に
編入してきました。
前大学で木工は、設備を借りてほぼ独学でやっていたそうです。
コンセプトは、構造を見せるデザインだそうです。
編入して初めての課題でここまですべて
自分の手でつくることはそう容易ではありません。
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宮本麗奈さんの燭台です。
鉄の太いムクの丸棒を、熱を入れてはハンマーで叩き、
熱を入れてはハンマーで叩き、をくりかえして、
手のぬくもりと鉄の粘土のような自由さの魅力を生かした作品です。
金属の強度を計算し、繊細な線を実現させています。
彼女はこれからも鉄を主として追求するそうです。
女の子がハンマーと鍛造機でゴンゴンやってる姿は、
マニアにはセクシーさすら感じます。
「鉄と仲良くなれた」の言葉が印象的でした。
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構造
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阿部大輔君のスツールです。
スタッキングできること、また集めて並べて、
機能とまた別に見た目への楽しさもあります。
木の足の模様、色はすべて天然の木の材料によるものです。
構造もシンプルで、一点ものではない、生産を考慮したものです。
卒業制作も椅子をつくる予定。
もし木工で家具のデザイン、制作をやっていなかったら?
という問いに対して、「大工になっていたかも知れない」
木が好きなことが会話と作品から伝わります。
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山田菜穂子さん。
彼女はすでに化粧品メーカーのパッケージデザインの部署に
就職が決まっています。
作品のなかにも、蜂蜜を成分とした化粧品の
パッケージの提案など、デザインの心地よさ、
楽しさが伝わるような作品が目につきました。
特に、積み木でアルファベットをつくる、
こちらは子供がアルファベットを楽しく覚えることができるように、
どのアルファベットも積み木で積めるように設計してあり、
積み方が絵本になっていたりと、
人を喜ばしたいという気持ちが感じられます。
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そして「ant.」です。
左から、齋藤 麗さん(タマビテキスタイル卒)、
風間真悟さん(ムサビ油絵学科大学院1年)、
渡辺元佳さん(ムサビ彫刻卒業)です。
「ant.」というグループ名は、
antenna[触角。送信と受信を行う装置]の略称で、
外界との接触を通し、表現の新しい輪郭を発信すること
を目的としています。
それぞれの主張がはっきりしており、
その作品を見せて頂いて、表現の力強さに驚きました。
今年6月にオープンさせたばかりの中目黒駅から
徒歩2分という素晴らしい立地のアトリエの中で、
その3人は、様々な展示やイベントを企画、制作、進行しています。
人を巻き込んで新しいコミュニティーを、
大きくしていくことに面白さを感じるそうです。
アトリエにお邪魔したのですが、作品と違って
なんだかゆったりとした空気、雰囲気。
静かにギラギラしている人の集まる場所って、
意外とこんなかんじなのかなあなんて思いながら、
お邪魔して、お話を伺うことが出来ました。
「ant.」の集まったきっかけは?
「北海道の予備校が皆一緒だったのです。
そして大学生の頃から一緒に何度かグループ展を重ねるうちに、
なにか3人の共通点を感じて、一緒に始めることにしました。」
美術大学の予備校というのは、それぞれが別々の大学へ進んでも、また卒業しても、もしかしたら死ぬまで、なにかしら関わり合いを持つことのできる一種独特な仲間意識のようなものが生まれます。
そこでのつながり、先輩後輩の関係は、
大きな財産となり得る一面を持ち合わせています。
このアトリエも予備校、大学のはるか上の先輩の紹介によるもの。
では後輩達に何かアドバイスなどありますか?
「わざわざお金を払って学校へ来たのならば、
設備を大いに使わせてもうらうべき。
いろんな人が集まる場所だから、
情報を瞬時に得ることも出来ますしね」
「学校の良さは時間がたっぷりあること。
だから、学生だから、今はいいやと、
やらなくてもいいことって、きっと無い」
それぞれ主張が強そうな印象を受けます。
喧嘩したりしないんですか?ぶつかったり...
「やっぱりあるけど、その時はぶつかり通します、
でもみんな性格が大らかだから、大丈夫です」
北海道の大きな大地と大きな空のもと生まれ育った、
大らかな皆さんでした。
以下はそれぞれの活動の模様です。
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齋藤麗さんは、ロウケツ染めという
伝統的な技法を用いながらも、
空間に作品を張り巡らしたりと、
インパクトといったら凄いです。
現在東京芸術大学のデザイン科の講師として週に一度、
教えているそうです。
作品にどことなく女性らしさも感じますよね。
情報:
ギャラリー山口にて 齋藤麗展 saito rei solo show「pages」
2007年10月8日から10月13日
オープニングレセプション10月8日,午後5時から
東京都中央区京橋3-5-3 京栄ビル1F,B1F
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風間真悟さん。
2006年2月の 川崎市岡本太郎美術館
「第9回岡本太郎現代芸術大賞展」にて。
在学中に受賞されたツワモノです。
数式をその場で書いていくという作品です。
また、環境芸術の方向で、制作しています。
情報:
武蔵野美術大学にて
「平成19年度 武蔵野美術大学卒業・修了制作展」
2008年1月 こちら、parretの阿部君、宮本さんも出展します。
すべての学生が学んだことを出し切って、
長い期間をかけて制作したものを見て頂く、大型の展示会です。
武蔵野美術大学
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渡辺元佳さん。
段ボールや紙を利用してつくられた、
愛嬌とも憂いとも感じさせる表情の、
なんとも存在感のあるおサル...。
店舗にぶらさがったり、愛いヤツめ..。
作者のユニークな人柄を思わせる、私の大好きな作品です。
情報:
多摩アートラインプロジェクト
11月3日(土)〜11月11日(日)
11月2日(金)夜に前夜祭、11月3日(土)午前中に開幕式。
11月3日(土)の16:00〜17:30の間、
多摩川駅でアーティストトークも行います。
11月頃の新丸子の駅のホームに、
フと、渡辺さんのつくったユニークなベンチが現れます。
座ってあげましょう)
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