|
 |
|
|
|
|
さて今月は。
2008年の今頃、母校である武蔵野美術大学の学生達の
卒業制作を紹介させていただきました。
そして提出まで二週間を切った真っ最中ですが、
今年も紹介させていただきます。
現在の4年生は、私が学校勤務をしていた頃の、
2年生でした。
勤務は1年間でしたが、ユニークな学生ばかりで、
思い入れも大きいです。
過去のコラムの、一坪展グランプリを受賞した「編む人」
の香本正樹君もこの学年です。
皆には、任務を終えたあとも、一緒に遊んだり、
アルバイトに来てもらったり、いろいろと助けてもらっています。
|
|
|
|
岡本綾子
岡本は銅に七宝の色を施し
イラストレーションのような壁掛けの花器をつくっています。
「テキスタイルのように色を自由に使えるので、
今七宝にはまっています。」
写真の他にあと6個、計9個あるそうです。
金属でベースをつくる技術の上に、色と柄をのせるのは
岡本独特のセンスによるもの。
本当に飾りたいものが出来そうです。
|
|
|
|
高田正美
高田はシルバーの透かし、もなかの技術を用いて、
四季の植物をモチーフとした指輪をつくっています。
「きれい、かわいい、欲しいを原動力に、
素直なモノづくりを続けていきます。」
繊細なかたちと銀の白い輝きがとてもきれいです。
指輪のパールの入る部分は、上半分も銀で覆うため、
レーザーでつけるそうです。
|
|
|
|
小野寺舞
小野寺は、真鍮と、ポロシリケイトガラスのバーナーワークで、
ジュエリーと、ジュエリーケースをつくっています。
「金属にはないガラスの透明感に魅せられ、
バーナーワークの教室に通ったり、
トンボ玉をつくったりしていました。
両方の素材の良さを生かしていきたいです。」
私は小野寺がつくったガラスのピアスをふたつ持っています。
確かに、これをしまう真鍮の箱があったら、引き立て合うかも。
|
|
|
|
ramiko
ramikoはシルバーを用いて、打ち出し、刷り出し、
キャスト等で動物園をモチーフとしたジュエリーを制作しています。
「身につけた人が楽しい気持ちとなれるような
ジュエリーづくりを目指しています。」
ramikoは「お花畑の使者ラ○子」として
実はある世界では大変な有名人でもあります。
ニコニコ動画のイベントに出演したり、
ライブ活動をしたりと忙しい身なのですが、
普段はモノつくりにいそしむ普通の女の子なのです。
今回は特別に、ラ○子として制作してもらいました。
ある世界のファンにとってはお宝画像となります。
|
|
|
|
柿本あずさ
柿本は銀線をロウづけで集合させ、
肩をおおうような装身具をつくっています。
「従来のジュエリーにとらわれず、
自由な発想で身につけるものを
卒業制作に引き続きつくっていきたいです。」
ここまで華奢な銀線を溶かさずに連結させていく技術と、
その効果はとても美しいものです。
布よりも軽いケープのような、身にまとう銀。
|
|
|
|
香本正樹
香本は、シルバーを用いて、
眼鏡のようにかけるものをつくっています。
落書きのようなスケッチをかたちにすることをイメージしました。
「ユーモアを感じてもらえるような作品にしたいと思っています。」
編む人香本の、金属の作品となります。
眼鏡のひとつに、糸を使うそう。
今回も、彼らしい、気になるモノが出来そうです。
|
|
|
|
以上、提出間近にあまり邪魔をしてはいけないので、
全員でないのがとても残念なのですが、
武蔵野美術大学工芸工業デザイン科の金工専攻の学生たちでした。
卒業制作展のお知らせ
●武蔵野美術大学卒業制作展
1月29日〜2月1日 9:00〜17:00
●スパイラルガーデン
クラフトの4専攻合同で学外展を行います。
2月4日(11時から)〜8日(5時まで)
初日と最終日以外 11:00〜20:00
私にとっては、ムサビの卒業制作は5年前のこと。
皆を見ているととても懐かしくなります。
私の場合は、泥臭くて、オシャレじゃなくて、ヘタクソで。
技術も知識も無く、つくりたいという気持ちだけで
向かっていられた蜜のような時間でした。
そして今は仕事として、相手のために、自分のために、
なにがベストかを考える時間が増えました。
あの頃の礎があるからこそ今やれることもたくさんあります。
皆を見てると、やり切って欲しいと応援したくなります。
残りあとちょっと。
全国の卒業制作の皆さん、頑張ってくださいね!
|