

sata-shop galleryでの個展より
冨沢恭子さんのかばん

かばん本体は柿渋染め、持ち手は革を使っています。

韓国のお坊さんの袈裟の生地を好んで使っているそうです。
染める前は柔らかな生地も、柿渋により、革のような質感に。
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彼女の名前は冨沢恭子さん。
同じ武蔵野美術大学出身で専攻はテキスタイル。
学部卒業後、大学院進学を経て、
現在はテキスタイル作家として活動しています。
学生時代はタペストリーやオブジェを中心に制作していたそうです。
現在は袋もの(バッグなど)メインで、
アクセサリーやテーブルウェアを制作。
年に一度程、タペストリーなどの平面作品の展示会をするとのこと。
個人の作品を制作、発表することと平行して、2004年より、
ムサビ時代の同級生4人で「sunui」としても活動中。
こちらは4人で買い付けの旅に出て見つけてきた素材を使って、
バッグやアクセサリーを制作、販売している「旅する雑貨屋」。
各地のギャラリーにてsmile market sunuiを開いてまわっています。
また、企画展参加、カレンダーやCDジャケットなどの
アートワーク、空間演出など、幅広い活動を行っています。
彼女個人の作品に必ずと言っていい程使われているのが、
柿渋染めです。
柿渋染めとは、渋柿の汁を自然発酵して作る染め液で
染色する方法です。
柿の渋に含まれるタンニンを使ったもので、
布を液につけ込んでは天日干しします。
太陽光で乾燥させることによってゆっくりと発色し、
大体7日間ぐらいで味のある茶色に染め上がります。
太陽の光を十分に浴びて染められるので、
別名「太陽染め」とも呼ばれています。
この染色は、生地の色だけではなく、
生地の質感まで変えていきます。
染め上がった生地は、
元よりもしっかりとしたごわっとしたものに変わります。
柿渋染めは、防水、防腐効果、
繊維の収斂性(引き締める性質)を上げ、
生地の強度を増すなど、様々な効果があります。
昔から漆器の下地、
漁網や酒袋に使われその効果を発揮するなど、
人々の生活の中にあった染色方法のようです。
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