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無垢の木で家具を作りオイルで仕上げると
木は呼吸したままなので縮んだり、曲がったりします。
それを防ぐために十分に乾燥させた木材を使用するのですが、
注意して作っても木の個性もあるし、
置く環境で割れや反りが生じる事がたまにあります。
去年作って納めたダイニングテーブルが
木のはぎ合わせの所が少し開いたのですが、
置く場所がエアコンから1メートル程でかなり過酷な環境です。
そこで今試しているのが、「木固め」という作業です。
木の食器などに用いられる塗装方法です。
プレポリマーという液を木の奥まで染み込ませ
中の水分などと結合して、それが固まります。
樹脂で木目を潰さず木の繊維の空洞は残すので
呼吸はし続けるし、その上からオイルやワックスで
仕上げる事ができます。
質感は今までと変わらずに出来ました。
これでどこに置いても狂いが生じなければ
これからも使っていこうと思います。
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僕も小林くんも軽の箱バンを持っています。
僕の箱バンは二年前に購入した現行型で、
小林君のは十年以上も前に作られた古いものです。
軽の箱バンは小さいサイズながら、
広大なスペースを誇る経済的な実用車です。
僕は車はモデルをチェンジするたびに
どんどん進化していくものだと思っていたので、
同じ車類の箱バンでも僕の持っているほうが
全てにおいて優れているのだと思っていたのですが、
実はそうではない事が最近解ってきました。
ぱっと見新しいほうがカッコよく、乗った感じも快適ですが、
荷台の有効スペースはなんと古い箱バンのほうが
10センチ以上長さ方向に広いのです!
180センチの荷物が入るのと、
170センチの荷物しか入らないのでは
僕らの業種では死活問題です。
これは走行性能とカッコ良さを重要視してしまい、
タイヤの位置を前にずらしてしまったからです。
しかもそのせいで座席に座ると
足元にタイヤスペースの張り出しができてしまい、
真っすぐに脚が置けず、内股にするか、
又は身体を車の中心方向に向けなければなりません。
男二人で前席に座ると少し向かい合い気味になり、
仲が良さそうに見えてしまいます。
それが嫌で身体を正面に向けると脚が内股になり、
どちらにしてもオカマっぽくなってしまいます。
そう見ると旧型のタイヤのレイアウトほうが実用面で正しく、
そこからくる無駄のないデザインは
新型より遥かにカッコ良く見えてきます。
十年以上も前の箱バンのほうが外寸が小さいのに、
荷台も人の座るスペースも広いという事は
実用車としては進化を失敗したと言われても仕方ないと思います。
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ある日、Kくんの様子がおかしくなっていました。
お昼ご飯に誘うといつもは明るくノッてくるのに、
「僕、ちょっと前に食べたんで・・・」と少し暗い感じでした。
今日、towerに来た時に何かあったのか?と聞くと、
どうもKくんはエヴァンゲリオンのDVDを初めて見て
昨日最後まで見終わったそうで、
モヤモヤ感でおかしくなってしまい、
その影響で昨日はテンション落とし日となってしまい、
家に引き込もっていたのです。
少し前に小林くんにもエヴァンゲリオンブームがありましたが、
見終わった後はやはりモヤモヤしてしまったようです。
お昼ご飯が終わった後、Kくんはエヴァンゲリオンについて
小林くんに質問をぶつけていましたが、
小林くんは影響を受けすぎているKくんにダメ出しをして、
二階に降りて土手内ファーム
(小林くんの始めたドテウチーズのための農園)
の看板を作りに二階に降りて行きました。
小林くんは精神的に強いので多少のモヤモヤ感はあったものの
大きなダメージはなかったようですが、
K君は小林くんが去った後も魂を持って行かれたように
ボーッとしていて、「海から使徒が出てくる・・・」とか
「死について考えたんすよ・・・」とか時々変なことを言います。
そんな事がありながら夕方になり、
小林くんの所に行くと看板は完成しつつありましたが、
それを見たぼくらはビックリしました。
板に書いてある「土手内ファーム」の字体が
エヴァンゲリオンっぽくなっているのです。
Kくんに「なんすかこの看板、エヴァンゲリオンっぽいやないすか!」
と突っ込まれ、小林くんは少し離れて見て
「あ、ホントだ!」と大笑いしました。
書いていた本人もその時初めて気付いた様子でした。
小林くんも無意識のうちにエヴァンゲリオンの影響を
再び受けてしまっていたのです。
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例年五月といえば、晴れて暖かい日が多く、
土手内の美しい風景を楽しめるのに、
今年は晴れて雲がなくても白い霧のような物が
遠くの島を見えにくくして、ぱっとしませんでした。
これは黄砂の影響と思われます。
酷い日は薄黄色に見えた事もあります。
五月中頃には止むだろうと思っていたのに、
とうとう梅雨入りしてしまいました。
生まれた時から土手内に住んでいるイズミおじさんは
子供の頃、ここはもっと砂浜が広く、野球をして遊んでいたそうです。
海際にいるとたったの4年でも環境の変化を感じます。
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