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先日、夏休みを利用してカンボジアにあるアンコールワット遺跡群に行ってきました。
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1992年に世界遺産(文化遺産)として
登録されたその遺跡群の中から、
二大遺跡であるアンコールワットとバイヨン寺院を中心に
見てきました。
これらは12世紀頃に造られた宗教建築物で、
クメール王国のシンボル的な存在であったそうです。
そのひとつのバイヨン寺院の回廊にある
大絵巻のようなレリーフは12世紀の人々の生活模様が
石の壁面に浮き彫りによって描かれている。
東西約160メートル、南北約140メートルにもおよぶ
その回廊には狩り、漁、炊事、闘鶏、戦闘場面や
祝行事などが多くかかれており、
日常的な庶民の生活や貴族の暮らし、
そしてクメール軍の行進や戦闘場面が描かれている。
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こういったものを見るといつも技術の必要さを感じる。
当時の技術者が石の壁面に丁寧に浮き彫りを重ね、
その壁面が物語として刻まれていく。
そういったことによって、言葉の使えない人や
情報を知らない人たちに伝えていくことができる。
また、より多くの人たちに情報を伝えることができる。
技術が情報の伝達という
大切な意味や役割をもっているというのが素晴らしいし、
また、そうなんだよなぁと再認識させられた。
「技術とは生活に必要なことでありその先にデザインがある」
と教わった僕にはこんなふうにうつった。
たしかにそのレリーフはただ見ていても美しいと思ったし、
内容をきちんと読まなくても、
眺めているだけで美しいと思った。
それは必要な技術がデザインになったという感じがする。
結果として12世紀の生活様式等が、
当時必要とされた技術によって
現代の僕たちにも伝わったということである。
技術の必要性とその素晴らしさを再確認した
Bayon(バイヨン)だった。
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渡邊謙一郎 (1972生) |
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神奈川大学工学部建築学科を卒業後、品川職業技術訓練校木工技術科へ。
(株)ユナイテッドパシフィックス、(株)日進装備にて特注家具製作を学ぶ。
1998年春、千駄ヶ谷に特注家具製作所として STANDARD TRADE. を創立。
2000年冬、横浜に自社工場を設立。
2002年夏、東京都目黒区に事務所移転と共に有限会社スタンダードトレード設立。
2003年秋、目黒区五本木にオリジナルショップをオープンさせる。以後、個人住宅用の家具を中心にオフィス、店鋪等のデザイン設計施工、住宅のリフォームと、デザインと製作の両方の立場からスタッフと共に幅広く手掛けている。 |
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