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僕の定番商品のソファーのアームは角材と角材の接合である。
その接合は外には見えなくて、中でほぞ組みしているのだが、
強度をさらに増すために小さな角木をつけている。
こういった角木との相性も考えなくてはならない。
また、その角木にR加工をしてあって、
あたかもアームが曲げ木のように見せてある。
(見えない人も多いとは思いますが、、、。)
これは曲げ木でつくるとコストが上がってしまうのと、
材料の無駄が生じるのを防ぐためであり、
意匠も兼ねた工夫でもある。
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また、写真にある2700ミリの大きなチェストは
板材と板材の接合である。
この側板と天板の接合も中にほぞが入っているのだが、
2700ミリという大きなチェストから
少しでも圧迫感を消すために、
正面はほんの少し内側にテーパー(傾斜)しているのである。
ただ、コーナーをトメ接ぎしただけでは
おおきさがそのままこちらに伝わってくるので少しでも緩和し、
本体がひっこんで見えればと工夫したモノである。
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伸縮方向の違う接合部分の代表的なモノが椅子である。
椅子は木目が様々な方向を向いているモノどうしを
接合しなくてはならないので
継ぎ手の方法はより慎重に考えなくてはならない。
この写真の椅子はシンプルに
一枚ほぞで接合しているのであるが、
見て欲しいのは合わせ目である。
先にも述べたように木目の方向が違うモノの接合は
伸縮方向も違うのである。
もちろんねじれや反りなども
縦方向と横方向の材料を接合しているのでかみ合いがわるい。
そこで部材の厚みをかえ、合わせ目にチリ(段差)を
はじめからつけておくことによって
その狂いの違いがあまり目立たないようになる。
これも接合部の伸縮方向のことを考えた工夫である。
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最後にもう一つ。ミラーです。
ミラーは部材数が他の家具に比べ極端に少なく、
厚さもあまりないために継ぎ手の強度が重要になる。
このミラーはごく一般的な方法で接合されていて、
コーナーに「かんざし」が入っています。
かんざしとは、正式名称は「ひき込み留め継ぎ」
2枚の部材を留めきりしてあわせ、
外側からひきこみをいれ(のこぎりをひいて)
薄い板材を差し込んで補強するものである。
接合に弱い木口どうしの接合となるので
このかんざしは強度を増すのには最適である。
また、ささやかながら意匠にもなる。
このように接合部分の継ぎ手は
強度や加工の難易ばかりではなく、
かなりデザインにも関係してくる。
本ざね接ぎ合わせ継ぎ、あられ組継ぎ、留め継ぎ、
端ばめ継ぎ、吸いつきざん継ぎ、相欠ぎ継ぎ、
一枚ほぞ、二枚ほぞ、三枚ほぞ継ぎ、あり継ぎ、
小根ほぞ継ぎ、地獄ほぞ継ぎ、剣留めほぞ継ぎ、
ひきこみ留め接ぎなどなど、
あげればきりがないほど数多くある。
しかしながら、強度、デザイン、加工の難易など、
様々な事を考えて最も適切な方法をとらなければならない。
これが一番難しく、おもしろい。
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