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『ディテールに凝る。』
僕ら技術職はときに技術の押し売りをしてしまう事があるので、
僕がトータルで物件をやる時にはシンプルなデザインや施工
を心掛けるようにしている。
その反動で最後の方に残ったドアノブプレートを
手のこんだものにしたくなるのかもしれない。
つまりすごく細かいところや小さい面積の中で
技術を披露したいのである。
わかる人にはわかる、わからない人には全くわからない。
これが好きなのである。(あんまりイイとは思わないが・・・。)
『気に入ったものがないならつくる。』
いざドアノブプレートを探してみても
あんまり気に入ったものがない。
既製品は確かにシンプルなのだが、
画一的で表情に豊かさがないように思える。
真鍮やステンレスプレートを一枚ただ張っただけでは
何だか満足できない。
手抜きをしているような感覚に迫られて、
物足りなさを感じる・・・。
だったらつくる。ないなら作れば良いのである。
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『技術屋』
既製品で気に入ったものがないなら作ってしまえばいいのである。
僕ら小さな技術屋は特注という事にあんまり抵抗感がない。
金額もだいたい想像できるし、日常のほとんどが特注品で、
1個や2個だけ作るのは普通である。
同じものを1000個2000個つくる既製品の下請け工場
でないので「たった一個作るのかよ!」なんて文句も言わない。
以外と東京にある工場はあまり大きくはないので
きちんと頼めば1個2個でもやってくれるのである。
製造の現場にしかわからない事なのかもしれないのだが
特注の敷居は以外と低いのである。
『もうひと手間』
これからも僕はドアノブプレートとは言わずに細かいところに、
「もうひと手間」を掛けてゆきたいと思っている。
それが技術とデザインの両方を行き来ししているものの
強みだとも思う。
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『事例』
1)ひとつはうちのお店の入り口のドア。
真鍮のプレートの下にガラス色のアクリルを
ノブ穴やカギ穴をあけて挟み込んで面取りをしています。
木製のトビラについている真鍮のプレートに
透明のふちが回って、表情が豊かになりました。
2)もうひとつはトータルでやらせていただいて、
先日吉祥寺にオープンしたばかりのアートブック&ギャラリー
のお店「A-things」の入り口ドア。
DeliveryWorksの俵籐さんに加工していただいたものです。
透明のアクリルにノブ穴やカギ穴をあけて挟み込んで
面取りをして、裏からレーザーで文字を彫り込んで、
その彫り込んだ中にラッカーでクロを入れています。
表から見ると店鋪名がほんの少し浮いてみえて
奥行き感のある文字に見えます。
(ちなみにこのお店のサインは唯一これだけなので看板代わりです。)
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