ホーム > モノ作りの現場から > special source モリソン小林 #033




今回は、展示会に来られなかった
都内近郊以外の方々からも、お祝いのメールとともに、
「写真見せてね」なんていう要望があったもので、
簡単な説明と一緒に写真をご覧いただきたいと思います。



アンティークの木製糸巻きに、鉛をつけたものです。
今回の洋裁屋さんのイメージは、
この作品から生まれたものです。



ラベルタイプの方は、ハイビスカスや紅茶などで
染められていて、エイジング加工が施されています。
この作品は、デザイン製作を
僕ら現代手工業乃党のロゴデザインでもお世話になった、
「湯川音楽研究所」さんにお願いしました。



アンティークの糸巻きをいくつもひっかけたテーブルスタンドです。



真鍮のアンティークの鍵を吊るしたペンダント照明です。





アンティークの鎖でこれまたアンティークの金魚鉢を
吊るしました。
留め金のネジの部分は、
昔使われていた線路のまくら木に打ち込まれていた、
年号の入った釘です。



この季節に咲いているお花のカラーを、
鉄で作ってさび加工を施したものです。
もうひとつのお花の部分は、鉛です。
鉛は白く腐食しています。
さび鉄のほうはネオンの電球を入れています。



あじさいも季節に合っているので、作ってみました。
さびの風化がそれぞれ違うのがおもしろいです。
これは電球のまわりに生けてあるので、
お花の一株を取ると電球の交換が出来ます。



この布のアクセサリーは、LUCCHIさんのデザイン製作です。
やわらかな灯りを包み込むように、
やわらかい布のお花が咲いています。



以前西麻布のレストラン「WALNUTS」さんのために製作した
ミニのヘッドライトを絞った鉄のシェードに入れたペンダントです。
デザインは今年の1月号でご紹介した畠山滋二さんです。
たたき目を入れたニッケルメッキのものもあります。



銅で出来ているつたの照明です。
ファクトリーガールでお馴染みのHITIN METALSさんに
コンセプトだけ伝えてデザイン製作してもらいました。
今回、LUCCHIさんHITIN METALSさんのおかげで、
洋裁屋さんのイメージがまとまりました。
ぼくら男性陣には表現出来ない領域があるということを、
彼女たちに教えてもらいました。



アンティークのニッケル製のシューズキーパーです。
シェードになっているニッケルの穴が、
力の抜けたいい感じの灯りをともします。



アンティークの時計の針が、
今回のコンセプトの時間の流れを、
ノスタルジックに感じさせてくれています。



うちの工場長のアイハーさんが製作した、
鉄の細いロッドをさびさせたフレームに、
ソファの張り替えでいらなくなった革を
GLOWさんに張ってもらいました。
イメージは、昔の沖縄のドライヴインのレストランに
下げてあった照明の雰囲気です。
ジミーとかは新しくなっちゃったけど、
ピザハウスあたりは合うかも。



アンティークの配給皿をシェードに使った照明です。
うちのアシスタントの大ちゃんが作りました。



さび鉄の細いロッドを使ったシェードフレームです。
かたちが自由に表現できておもしろかったです。
溶接を極力しないため、コストも抑えられるのが魅力です。
鳥かごは、これまた大ちゃんががんばりました。



ラッパタイプと、床につぶれそうなのは、
アイハーさんが試行錯誤を繰り返して、
がんばって仕上げました。



これは、なにか生地をつけて、
より雰囲気のあるものは出来ませんか、
とまたLUCCHIさんにお願いして、
Yシャツを裁断して見繕ってもらったものです。
こういった感性には、逆立ちしてもかなわないですね。
(逆立ちできないですけど)


以上が今回の作品です。
前回は、沖縄の茜陶房さんとスタトレさんとコラボレーションさせてもらいましたが、
今回は、LUCCHIさん、畠山さん、HITIN METALSさん、湯川音楽研究所さんとGLOWさんとさせてもらいました。
ほとんど丸投げですが、こういった共同作業は今後もっと行いたいと思っています。

さて、現代手工業乃党も今年で4年目を迎えまして、展示会も4回を数えました。
これもひとえに、マニアックなコアなファンの皆さまのおかげなんだと、変にプライドの高いメンバーも、
身にしみる想いであります。

僕個人のお話で申し訳ないんですが、ここ数カ月間、自分のことにあまりにも自信が持てなくて、
ネガティヴに成り下がっていて、この活動も続けることは困難じゃないか、と思う事がありました。
でも今回、面識のないお客さんやらいろんな方から、励ましの言葉をいただいて、あらためて思うのです。
僕が今、こうして皆さんに伝えられる機会を与えられてるのも、EXITの清水くんをはじめとする仲間のおかげです。
彼の人徳によって、メンバーは惹き合い、またホットスタッフの2人も、僕らを支えてくれるんだと思うのです。
僕は今回、コンセプトになる物語を手紙ふうに原稿用紙につづりましたが、
それは、小さな島に引きこもった僕が、いろんなことに何とか気付いて、
再びみんなとともに、物作りに向き合おうとしている気持ちをつづったものです。
こんなこと信じてもらえないで、ちゃかされるだろうけど。

と、いうわけで、僕はこの東京で、もうしばらくがんばってみようと思います。
この現代手工業の活動はこれからもとことん続けていきたいと思いますので、皆さんも付合って下さい。



そんなこんなで時間がなかったもので、「めざせロッキンオン」ファンの方にはたいへん申し訳ありませんが、
今月号はお休みさせていただきます。
なお、余談ではありますが、武蔵野市のSさんからのご指摘通り、
ぼくの前回のHIDEのイラストは、ティムバートンが大好きなせいです。ご名答!


モリソン小林 (1969生)
2001年スペシャルソース設立。
金属、木工、張り、ガラス、樹脂、古布、陶芸と頼まれて出来ませんと言うのが嫌で、身に付けられる技術はすべて会得したいと日々精進を重ねてます。 デザイナーや建築家との共同作業も、感性を高めるために重要な要素になっています。
「iA」にて連載中のマンガ「マーヤさんの日記」もよろしくです。


#050 2008.11 QUADRILLE - Rêver d être une étoile -
#049 2008.10 連載マンガ「マーヤさんの日記」
#048 2008.09 KIDS WORKSHOP IN SUMMER 2008
#047 2008.08 しばらく彫ってみます
#046 2008.07 7月、天の川、聖なるもの、そして初めての彫像
#045 2008.06 西麻布ワインバー BROS
#044 2008.05 現代手工業という新語
#043 2008.04 antos
#042 2008.03 the park hunter plus
#041 2008.02 PESCADERIA 銀座店
#040 2008.01 黄昏のレンガ貼り/日本の教会をたずねて カトリック与那原 聖クララ教会
#039 2007.12 伝えられない、ものづくりに大切なこと
#038 2007.11 現代手工業乃党のミーティング/レーザーで花の模様を
#037 2007.10 干支は縁起もの/2007沖縄慰安旅行
#036 2007.09 愛媛からの指令
#035 2007.08 石の上にも三年
#034 2007.07 銀座にて
#033 2007.06 たくさんのご来場ありがとうございます
#032 2007.05 六月、紫陽花、梅雨、誕生日。そしてまた、展示会
#031 2007.04 日本の教会をたずねて3
#030 2007.03 アンティークドア / 百人一手
#029 2007.02 百人一手 現代手工業乃党選集
#028 2007.01 デザイナーとの共同作業 シゲジ・デザイン・ワークス 畠山滋二 / 「侘び」「寂び」の違いについての私見
#027 2006.12 共同作業でお店は出来る / 「侘び」「寂び」の違いについての私見
#026 2006.11 まわしてみて、と言われて。
#025 2006.10 日本の教会をたずねて2 / 慰安旅行
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#023 2006.08 暑くて忙しいお盆です。こんな時は漫画喫茶が近くにあったらなぁと、想う夏。
#022 2006.07 ステンドガラス
#021 2006.06 special source choppers
#020 2006.05 カウントダウン
#019 2006.04 三種の神器
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#016 2006.01 現場で職人さんから学ぶこと
#015 2005.12 忍び寄る恐怖!アスベストを覆え!!
#014 2005.11 楽しい陶芸
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#012 2005.09 レリーフ製作
#011 2005.08 椅子の機能寸法
#010 2005.07 晴耕雨読とはいかない梅雨の季節ですが・・・
#009 2005.06 彫刻
#008 2005.05 手描きでパースを描こう!
#007 2005.04 めざせ!ロッキン・オン
#006 2005.03 バー内装現場進行中
#005 2005.02 茜陶房
#004 2005.01 2004WORKS
#003 2004.12 TOWER
#002 2004.11 agari 東山風
#001 2004.10 展示会