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アンティークドアにも色々あって、
オークやパインを染色したものや、
塗りつぶしてあるものなど、
それぞれの使われていた環境によって
風化具合が違います。
染色されたものは補修などは簡単ですが、
塗りものはひび割れたり、
塗料がぽろぽろはがれてたり、
何層にも塗り重ねてあったりして、
補修は難しいとされます。
今回の依頼は、塗り重ねられたアンティークドアを
お店の入り口につけて欲しいと言うことでしたが、
サイズを幅広に作り替えて、
ガラスを入れて中が見えるようにして欲しいという
多難なリクエストでした。
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アンティーク家具屋さんの中には、
こういった要望をかなえてくれそうな工房がある所もありますが、
最終的になぜか僕らのところに回って来るようです。
技術的な問題よりも、取り付けが絡むものは避けたい
というのが本音のようです。
この青いドアは裏が緑で、
表の青の方はモールディングがあるんですが、
裏はプレーンといった具合に作りが違うものでした。
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幅のサイズを165mm広げるということは、
横方向の部材を新しく作り足すというのが
セオリーだと思うのですが、
このドアの塗り重ねられた味を新規に出すことは難しいため、
使える部材をすべて使う事が必要です。
まずドアをバラします。
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下に使うはめ板はサイズダウンして使います。
極力少ない加工で、新規サイズに合わせるようにします。
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削り出して、取っておいたモールディングを付けて、
近い風合いを出すように塗り重ねます。
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ガラスを入れて組みます。
モールディングを作り直す部分をわずかにして、
既存部材をうまく継ぎ足しします。
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裏の緑の方もドアの味に合っている欠けやひびなどは
補修せずそのまま残します。
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継ぎ足しした継ぎ目を隠すため、
真鍮の板をつけたいのですが、
そのままの素地ではドアの味に合わないので、
腐食させます。
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一度思いっきり腐食させたものをピカールで磨く、
という作業を繰り返すうちにいい風合いになっていきます。
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お店に取り付けて終了です。
数カ所新規に作り足した所はありますが、
部材を使えるだけ使っているので、
加工前のドアの風合いをそのまま残すことができました。
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