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| 清水 |
いつも お世話になっております。
今日はちょっとマジでお話を聞かせて下さい。
よろしくお願いいたします。
しかし、この町はいつ来てもスゴイですよね。
いちいち迫力ありますよね。
いつ頃からこんな感じなんですか?
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| 井口さん |
浦安鐵鋼団地協同組合としてまとまって
この地に来たのは、1968年からと聞いています。
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浦安鐵鋼団地
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| 清水 |
どれくらいの会社がこの町に集まっているんですか?
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| 井口さん |
200社ぐらいです。
年間に約680万トンの鉄鋼材料が
この町から日本中に流通しています。
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| 清水 |
680万トンって言われても、
私ピンとこないんですけど・・・
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| 井口さん |
んー、日本に流通している鉄鋼材料の
半分以上の量だと言われています。
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| 清水 |
ワーーーッ、それはスゴイ量ですね。
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| 井口さん |
関西には大阪があるので、
まー、関東一帯より上ってことでしょうか。
この町で約5000人もの人々が働いています。
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| 清水 |
そーなんですか。
じゃ 魚でいう築地、鉄でいう浦安鐵鋼団地
ってことですねっ。
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| 井口さん |
んー、市場っていうか、まぁそういうことですかねー。
1960年代に埋め立てをして
このエリアを造ったらしいんですよ。
ボクのおじいさんは、終戦直後から
本所で鉄鋼材料さばいてたんですけど
町にどんどん住宅ができてきて、
人もどんどん住みだしてきて。
で、危ないじゃないですか、この商売、
大きな鉄鋼材の積み降ろしとか、
大きなトラックの出入りだとか、事故もあるし。
で、町の人々から出てってくれと言われて・・・
当時、この業種は どこもそんな感じだったみたいで・・・。
で、浦安が整備されて組合ができて
この業種の方々が、みんなでここに移って来た
って感じですよ。
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| 清水 |
なるほどねー。おじいさんも大変でしたね。
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| 井口さん |
戦後 井口一隆商店を興して
昭和32年に井口鉄興に名前を変えて、
その後 伊藤忠商事の特約店指定を受けて
形鋼主力特約店として業容を伸ばしてきました。
昭和60年に今の井口産業株式会社になりました。
父が社長をやっています。
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| 清水 |
井口君 継ぐの?
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| 井口さん |
んー、予定では・・・。
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| 清水 |
がんばってね・・・若っ!
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| 井口さん |
はは、
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インスメタルさん

レーザーカットのマシン

シャー曲げをしているところ
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| 清水 |
ある意味、素材としての鉄のすべてがここにあるよね。
材料の問屋といい、レーザーカットとかシャー切り、
シャー曲げ、ガス溶断、プレス等の様々な工場といい・・・
インスメタルさんのレーザーカットのマシン、
めちゃくちゃ大きかったですね。
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| 井口さん |
ええ、インスメタルさんのあのカットマシンは
5尺 X 10尺の板を切れるレーザーで、
24時間働くんですからスゴイですよ。
プログラム入れると無人で夜な夜なカットしてるんですよ。
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| 清水 |
(笑)エライヤツですねー。夜な夜なねー(笑)。
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中島鐵店さん

中島鐵店さんの工場の様子

ガス溶断された製品

ガス溶断のマシン。この迫力をあなたに伝えたい。
「超クールです」by清水薫
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| 清水 |
中島鐵店のガス切りのマシンもあれ、
スゴイ勢いありましたね。
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| 井口さん |
そうですねー。
中島鐵店さんはガス切りメインでやってますからねー。
ガス切りって500ミリ厚の鉄板まで切れるんですよ。
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| 清水 |
500ミリ厚の板って言ったって、
もうそんなの板じゃないですよ!塊ですよカタマリッ!
そんなぶ厚いモノまできれるんだっ!
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| 井口さん |
ナナメにも切れるらしいですよ。
船のイカリを降ろすスロープのパーツとか・・・
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| 清水 |
(笑) ヤバイですねー、もう 超クールですねー。
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井口産業さんの工場の様子

鋼材をカットしているところ

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| 清水 |
しかし 井口君のところには
鉄鋼材料いっぱいありましたね。
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| 井口さん |
ええ、鋼材屋ですから、、
いろいろな工場に卸してるっていう繋がりもあって
こういった様々な加工品の手配もしています。
自社工場では 鋼材のカット売りもしてますよ。
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| 清水 |
最近 その鋼材っていうか、角パイプとか、
スッゴク高くなって来てるんですけど・・・
しかもついこの前、角パイプを注文したら
在庫がないから2〜3日 待ってくれと言われて・・・
ビックリしたんですよ。
そんなこと言われたの 初めてでさ・・・
今、鉄鋼業界で何が起こってるんですか?
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| 井口さん |
んー、やっぱり中国っていうか・・・他も、んー、
東アジア一帯が ガンバっているといいますか・・・。
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| 清水 |
で、別に彼らが日本に来て
鉄パイプを買って帰る訳じゃないでしょ?
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| 井口さん |
んー、彼らが主に買っているのは高炉品と
呼ばれるもので自動車用の鋼板とか、
その角パイプもそうだと思うんですけど、
まー付加価値品ですよね。
高炉品っていうのは鉄鉱石から造る鉄のことです。
スクラップされて、分別されて、
それを溶かして造る鉄は電炉品といいます。
電炉品の場合、まー、分別の方を
徹底する技術といいますか、それが結構ね
難しいらしいんですよ、品質を一定に保つというのが。
つまり鉄板のなかに一カ所だけやわらかい部分があると
そこが グニャっといってしまう・・・。
板を成形しても、もうバインバインになっちゃうんですよ。
まー、たまにそういう材料を買っちゃって
困ってる業者さんとかいらっしやいますけど・・・。
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| 清水 |
へーーーっ!
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| 井口さん |
高炉品だと鉄鉱石から造るから
そういうことはないんですよ。
で、人気なんで鉄鉱石が足りない、
で日本に入ってこない、で、高い。
俗に言う中国が買い占めて・・・というのは
日本の製鉄メーカーの鉄鋼製品が品質が高いので
製品によっては日本の鋼材を使うように
指定されているらしく、それゆえ優先的に
そっちにまわしてるらしいので、
こっちにまわってこないってことなんですよ。
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| 清水 |
へーっ、そーなんだ。
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| 井口さん |
他の要因としては、シッピングのこと、
つまり石油の高騰がありますね。
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| 清水 |
最近、ガソリンも高いですからねー。
ってことは、鉄の金額はまだあがるの?
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| 井口さん |
それについては分からないです。
ただ高炉品についてはまだ上がるだろう
といわれてますけど・・・。
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| 清水 |
じゃ、鉄鋼メーカーとか一次問屋なんて
そうとう儲かってるんじゃないですか?
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| 井口さん |
ウハウハなんじゃないですかね。
ただ、今までの10年間が赤字たれ流してきたので、
やっとその分を取り返しているとこらしいです。
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| 清水 |
町の製造業や物販店はツライ時期ですよね。
材料費は上がるわ、値段は上げられないわで・・・。
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| 井口さん |
一次産業が儲かって、二次産業が儲かって、
そこから三次産業が儲かるまでには、
やっぱり時間がかかるみたいですね。
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