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無垢のゴムベースと提灯の技術を使った和紙シェード
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| 清水 |
HIZUKIは、いつ頃からはじめられたのですか?
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| 小田さん |
6〜7年くらい前からですかね。
昔からある日本の工芸と、現代のプロダクトを
今の時代に合う様に組み合わせて提案していく、
というコンセプトで岩立マーシャさんと岡本玲子さんが
スタートさせたんです。
僕はそれから約1年後に加わりました。
「日本の工芸」だけど言い切ってしまうと
ある一部分の泥臭い印象になってしまいがちで・・・。
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| 清水 |
そうですね。言ってる意味は分かりますよ。
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| 小田さん |
けど、そうゆう泥臭い部分をさらに掘り下げて・・・
今の世の中に合う形で出してゆこうと・・・
基本的に彼らはスゴイ技術を持っているから・・・
でもこの納まりどうっ!とか、この素材はこうでしょっ!
とか、そうゆうのじゃなくて、・・・ノ−マルな形でっていう・・・
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南部鉄でできた鉄ベースと宙吹きガラスのシェード
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| 清水 |
作り手側の押しつけみたいな感じってさ、
受け取る側からするとこー「うっ!」って
きちゃう時あるじゃない(笑)、ある意味。
・・・そういう部分をもっとサラッとモダンに
解釈したいなぁって、ボクは思っているんですよ。
っで、ウチらの名前は、工芸ではなくて手工業、
つまりクラフトではなくてマニュファクチュァなんですよ。
どちらが良いの悪いのではなく、私達は、好きで
それを選んだってだけなんですけど・・・。
でねっ、このHIZUKIの展示会を見に来て、
とてもカッコイイなーと思って・・・。
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| 小田さん |
現代手工業乃党のメンツを含めて、
今の日本でもこれだけの物が作れるんですよ、って・・・。
工芸というくくりの中だけでも
すごい技術がいっぱいある。
それは伝統的なパタ−ンであったり、
形や素材そのものであったりもするんだけど・・・。
そんな中、ちょっと別の事やりたいって思っている
人がいてね、タイミングよく出会いがあって・・・。
私はこういう者なんですけど一緒に照明器具を
開発しませんかって・・・。
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ピアノ線の先端保護とコードをホールディングするキャップ
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| 清水 |
しかし、パーツとか完成度が高いですよねー。
この先っちょにくっついているパーツ・・・
どこにも売ってないですよね。
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| 小田さん |
売ってないですねぇ(笑)。
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| 清水 |
これは、このために作られたんですか?
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| 小田さん |
このパーツはオリジナルです。
HIZUKIでは、こういった細かいパーツに関しては、
ジュエリーデザイナーの吉田眞紀さんと
共同開発しています。
ここにこういうパーツが必要なんですけど、
どう思いますかって。
私達が電気のパーツを知っているとしたら、
吉田さんはもっと細かいパーツの素材や造りを
知っているから・・・。
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| 清水 |
プロダクトデザイナーじゃなくて、
ジュエリーデザイナーにあえて依頼したんですか?
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| 小田さん |
彼らはスゴイですよ。
ジュエリーデザイナーだけにディティールが・・・。
デザインする物がずっと身に付けておくものだけに
本当に細かい・・・。
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| 清水 |
きてますねー(笑)。
そりぁハンズとかじぁ売ってないですね。
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展示会場 全景
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| 小田さん |
このコードもオリジナルです。
一見、普通の平行コードなんですけど。
電気が流れる部分に荷重がかかると、
電気の法律的にはダメなんですよ。
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| 清水 |
ハイ、そうですね。
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| 小田さん |
で、だから、コードとコードの間にケブラーってゆう
強い繊維の線を入れて結線部分ではなく
そこへ過重を逃がしているんですよ。
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| 清水 |
スッゲーッ!
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| 小田さん |
平行コードの断面って普通8の字じゃないですか。
けどコレは、ほぼハート型になっているんですよ。
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| 清水 |
そのコード、売ってもらえませんか?(笑)
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| 小田さん |
イヤー(笑)、今のところコードだけっていうのは・・・
非売品です。
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| 清水 |
ちなみに、そのコードの開発って、
業者さんは何メーターから作ってくれたんですか?
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| 小田さん |
もともとのロットは3000mかな?
試作は、確か200mくらいからかな?
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| 清水 |
うーん。 まぁそうでしょうね。
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| 小田さん |
最初に押し出しの型が必要で、その型を作って・・・。
いやぁ 面白かったですよ。
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| 清水 |
このガラスのベースは型で作ってないですよね。
中に水の流れのような模様がうっすらと・・・。
これは作る過程の結果だと思うのですが
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| 小田さん |
炉の中のガラスを少しずつポンテで巻き取っては
形を整え、その工程を繰り返して・・・で、それだけ。
だからその流れは、その時のガラスの動きそのものなんですよ。
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| 清水 |
なんか、半端に出来のいい量産プロダクトには、
まず到達できない様な愛くるしさみたいな感じが
ありますよね。
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| 小田さん |
今までHIZUKIで関わってくれる作家さんや
職人さんは、とてもすばらしい方々なので・・・。
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| 清水 |
そうなんでしょうね。
これだけ一見、普通なのにカッコ良く成立してるし、
サラッとさりげなく・・・「えっ、いたの?」って感じ(笑)。
ちょっとだけ崩すって、プロじゃなきゃ無理ですよ。
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ロクロでひき上げた磁器のスタンド
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| 小田さん |
今回のこのガラスのベースも、
簡単に言うとただのガラスの塊じゃないですか。
高橋禎彦さんという方が作ってくれてるんですけど・・・。
こっちのイメージを大枠で伝えて、
で高橋さんが答えてくれる。
ボクらはあんまり言い過ぎないようにしてるんですよ。
そうじゃないと高橋さんに作ってもらう意味
なくなっちゃうんで・・・。
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| 清水 |
手作りの良さとハイテクの良さと、その両方を
受け止めてキチンと作って、リアルトーキョーの
フィルターを通じて、たとえ小ロットでもモダンな
プロダクトを発表していきたいなぁと思っているんですよ。
現代手工業っていう新しいジャンルとしてね。
そんなボクにとって、このHIZUKIのシリーズは
とても勉強になりました。
いろいろと説明してくださってありがとうございました。
小田さん、これからもガンバッテください。
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