
エンジニアプラスチック

ポリプロピレン(PP)製の日用品

ポリプロピレン(PP)製のデスクチェア

プラモデルのパーツ ポリスチレン(PS)製

使い捨てライター AS樹脂製

バイク(カバー) ABS樹脂

パソコン・周辺機器カバー ABS樹脂

ウエアーの生地から、電動工具のボディーまでナイロン(ポリアミド)。

様々なエンジニアプラスチックねじ
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前回に続いてプラスチック(合成樹脂)のレポートします。
かなりの種類があるので
今回も全て紹介することは出来ませんが、
実は普段から目にしてはいるが、
あまり気にした事が無かったプラスチックを
少し掘り下げて紹介します。
ポリ塩化ビニール(PVC)
「塩ビ」と呼ばれる樹脂で
ゴムの様に柔らかいモノから硬いモノまであり、
世の中に出始めたのが早く、
僕が思い出せる限りレジャーマット、浮き輪、
ソフビの人形(子供の頃持っていませんでしたか)、
文房具にと様々な製品に使われた。
また絶縁性、耐薬品性に優れてる為、
電気のコード、配線用のパイプ、
水道管(以前は鉄管)など住宅設備の建材に使われ、
塩ビの出現で生活環境が変ったと言っても良いでしょう。
しかし現在、環境問題も含め使われ方が問われている。
燃やすときの温度が低いと猛毒のダイオキシンが
発生することが問題視され、
塩ビから違う樹脂を使う方向に向かっている。
例えば食品包装用のラップは「ポリエチレン」、
建材で使われるシート類はリサイクル可能な「ポリオレフィン」
などに代わって来てる。
初期の黒や青のゴミ袋は塩化ビニールで、
現在は(自治体推奨)は「ポリエチレン」製です。
焼却廃棄が出来ます。
でも、やはり塩ビで無ければダメなモノもある様で
全て無くす事は難しい。
ポリエチレン(PE)
柔らかい容器、食品の密閉容器のフタに
使われていることが多い。
電子レンジで加熱は不可。
逆に低温には強い。
その他ポリバケツ、ポリタンク、ゴミ袋・レジ袋など
いわゆるポリ袋と呼ばれるモノ。
インテリア雑貨や、家具プロダクトに
使われることは少ないです。
ポリプロピレン(PP)
折り曲げに強く、電子レンジで加熱可能。
家庭用品・雑貨類に一番多く使われているかも。
食品の密封容器・文房具クリアケース、ファイルなど
家具も多いです。
ヴェルナー・パントンのパントンチェアや、
イームズのシェルチェアも現在の量産品(後発製品)は
ポリプロピレンで生産されています。
オリジナルは「FRP」。
ペット樹脂(PET)
正式名称/ポリエチレンテレフタレート。
言わずと知れたペットボトルなど食品容器から
シャンプー洗剤の容器と広範囲。
防寒具のフリースも同じ素材。
「ポリエステル」と表記されてますが、
ポリエステル樹脂はまた別です。
ややこしいですよね。
誰がこんなふうにしたんでしょう?
ポリスチレン(PS)
スチロール樹脂と呼ばれ、身近なモノだとCDケース、
台所周りの砂糖や塩を入れる容器、
アイスやプリンの簡易プラスチックスプーン、
パーティー用のカップなどがあります。
あと、プラモデルがそうです!
だからガンプラとプリンのスプーンが
同じ接着剤で付くわけです。
試してみてください。
(因みに発泡させたモノが発泡スチロールです。)
スチロール樹脂は硬く透明度もあるのですが、衝撃に弱い。
ポリスチレンの分子とゴムの分子を組み合わせ、
この欠点をカバーした「耐衝撃性ポリスチレン」が
開発されてます。
透明性や硬さは少し無くなるようですが・・・
また有機溶剤に弱い欠点も有り、
これを改良したプラスチックが
AS樹脂(アクリロニトリルスチレン)
良く知られてる用途はあの「100円ライター」です!
ライターをこの値段で買えるのも
この樹脂のおかげなんですね・・・
そして「AS樹脂」にゴムの分子を加え更に改良したモノが
ABS樹脂(アクリロニトリルブタジエンスチレン)
樹脂メッキされたモノは、
ほとんどABSと言っても過言では無い。
硬さ、強度といった面だけでなく意匠性に優れているので
自動車の内外装パーツから、電化製品のボディー、
もちろん日用品やインテリア雑貨など
兎にも角にも広範囲に使われている。
日常目にしない時が無い「メジャー オブ プラスチック」です。
携帯電話のボディーもABSが多い。
ひと昔前の「塩ビ」の代替品の様な感じがします。
ABS樹脂は、簡単に言うとスチロール・アクリル・ゴムの
3種類が混ざってるので、
僕が普段仕事で使うアクリル用の接着剤(溶剤)で
付くことがある。
ただ製品によって混合率や添加物の入り方が違うので
同じようにとはいきませんが、
割してしまったスイッチプレートなんかは直した事が有ります!
ボロ隠し程度で・・・(大家さんゴメンなさい)
ポリアミド(PA)
と言うとピンときませんが
「ナイロン」と呼ばれる樹脂の事です。
「ナイロン」は米デュポン社の商品名で世界初の合成繊維。
女性のストッキングに使われたのは有名で、
衣類だと馴染みがありますが、
プラスチックとしても強靭で耐摩耗性や耐薬品性等に優れ
工業用にかなり使われている。
機械内部のギアやワッシャー、
耐久性を必要とする電動工具のボディーにも使用され、
ファッションから機械工業と言うマッチョな領域まで担う
頼れる素材です。
これらの樹脂は見た目ではなかなか判別出来ませんが、
コスト面や用途によって適材適所に使い分けられています。
そして今も何処かで誰か
新素材の研究開発をしているのでしょう。
こうして僕らの生活は見えない所で支えられている。
僕も普段使わないその他の樹脂素材や、
その特性をもっと知って考えて行かなければ
「モノの行方」(リサイクル)についても、
もっと意識しなければいけないのかも。
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