
i.桂離宮室内

ii.桂離宮の庭

iii.ポシャギ

iv.御絵図
|
|
|
さて、ここらで本題(?)。
ドアの取り付け後の写真を見た知人が、
「十字絣なの?モチーフは」と一言。
後日、沖縄の染織の本を開いて納得。
その中に、十字紋様が斜め方向に流れる、
美しい絣(かすり)柄の着物を見つけました。
それから、「格子」モノが気になりだして、少し調べてみました。
工芸品や日本の古い建築を見て、
そのモダンなデザインに息を呑む瞬間があります。
自分は中でも、キッパリと美しい直線の構成に目がいくようです。
いくつか紹介すると・・・
i.桂離宮の室内装飾
和室に映える水色と白の市松模様。
何気ない床の間の違い棚は必見。
欄間や畳縁も含め、あらゆる直線が交差する独特の世界。
ii.桂離宮の庭
ランダムな平面構成や敷石が絶妙。
ちなみにものの本には
「庭は作り手の精神世界を表わし・・・」とあります。
作者にいまだ定説のないこの庭、どんな人が作ったんだろ?
iii.韓国のポシャギ(包み布)
パッチワーク技法を使ったポシャギは「チョガッポ」と言われ、
庶民が余り布を利用して製作したものらしい。
iv.琉球織物の「御絵図」
写真の右ページは、実物の織物じゃなくて、
「御絵図(みえず)」と呼ばれる、いわば柄のデザイン見本。
首里城内で絵師が布幅とおなじ紙に顔料で描いたもので、
周囲の島々に配られてそれを元に織物が作られた。
ちなみに、左ページは噂の絣の着物。
絣といってもいろんな種類の柄がある。
いずれも作り手や使い手が見えるような表情をたたえている。
モノを作り、使う過程で遊び心が加えられ、
生まれた直線の交差。
洗練されたデザインは、潔さと活きのよさが快い。
同じ直線と面の組み合わせでも、
モンドリアンなどの極限まで恣意性を排したデザインとの
決定的な違いが、そこにある気がする。
表情のある「格子」のデザインは、
その向こうの風景をより魅力的に見せるようだ。
|