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元リペア職人が見つける、素材としてのアンティーク
「Sieben」のオープンは一昨年の秋。
瓦吹さんはこの店の品を買い付け、
またどこかの場所に納められるまでの全てを取り仕切る。
ここはいわゆる普通のアンティークショップとは少し違う顔をもつ。
店舗は3F建てのビルの2階。
1Fには店舗内装をメインとしたデザインオフィス、
3FにはBARを併設する。
この全てが「TYPE SEVEN」の仕事としてつながっているのだ。
買い付けるモノに特にジャンルは無いという。
「ショップの内装などで存在感を放つもの、
あと素材としての意外性があるモノ」
「現地でも既に実用としては使われなくなった道具とか、
工業製品とか。」
使える‘素材’として古い家具や道具の可能性を
引き出しているところがこのお店の面白さだと思う。
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瓦吹さんはこのお店を始めるまで、実際に都内の
アンティークショップで家具のリペアの仕事をしていた。
当時はお店の商品以外にも、横尾忠則邸や、
日本へ転勤する外国人が携えてきた代々受け継いだ
アンティーク家具、また飲食店の家具リニューアルなど、
さまざまな‘古い’家具たちを直していたそうだ。
アンティーク家具の修理は、一から製造するのとは
また異なる技術を要する。
椅子の修理は全ての部材をいったんばらし、
古い接着剤である膠をとってヤスリをかけ、
新たな接着剤を入れて組み直す。
その際、破損部は当然、新しく作って合わせ、
最後にはげた部分等に色を入れて塗装をかけ直す。
同じ木材の家具でも、使われている素材や作られた時代、
場所も千差万別。
その修理には様々な知識が必要だ。
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現在の買い付けという仕事に、
このリペア職人時代に得た経験が生きている。
「マーケットでの買い付けはひらめき」と彼はいうが、
モノに出会ったとき、状態をみれば日本に輸送後
リペア可能か、またそれが金銭的に見合うかも
即座に判断できる。
これらの家具は彼らがデザインを手がけるお店の
重要なアクセントとして見つくろわれ、
時には新たな形に生まれ変わる。
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今のモノと昔のモノ
今と昔のモノの違いを聞いてみた。
「素材かな。あと、極力装飾性が殺ぎ落とされた現代の
実用品としてのプロダクトとは違って、
古い工業製品には作り手や使い手の
オーダー家具的な遊びがある。
現在と比べて小ロット生産だったから出来たんだと思うけど。」
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素材としてのアンティークとはどのようなものだろうか。
「アンティークのミシンの脚にスチールの天板とか、
逆に天板に朽ちた古い扉を使い、ステンレスの脚を
東山さんみたいな職人さんにつくってもらうとか、
面白く使える素材はたくさんある」
古いモノをただオーセンティックなアンティークとしてではなく、
様々な時代や場所の背景をもった個性ある素材として
提供する店。
近々、agariとしても一緒に素材同士を合わせられれば
と思っています。
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